出来るだけ自分の歯を残すには

こんにちは。歯科医師の金岡です。

いよいよ梅雨が始まりますね。

気候や気圧の変化で歯にも違和感を感じやすい時期にもなります。

違和感の原因は虫歯かもしれません。

感じた違和感は放置せず、歯科医院を受診することをオススメします。

 

さて、先日、MI修復セミナー2daysコース〜MIコンセプトに基づく審美修復テクニックの提案〜を受講してきました。

M I(Minimal Intervation)とは、最小の侵襲という意味で、

出来るだけ歯を削らず、健全な歯や神経の保存を重視していくという考え方のことです。

 

本セミナーでは、虫歯になってしまった部分をいかにして健全な部分を保存しながら、

審美的・機能的に修復し、再発を防止するかということを学んできました。

今回は、虫歯を削って詰め物で治療するダイレクトボンディングの方法を模型にて実習もしてきました。

具体的には、

・前歯や奥歯における様々な大きさの虫歯のケース

・前歯が欠けてしまったケース

・通常と比べ非常に小さい歯(矮小歯)のケース

等、小さな窩洞から審美的な修復まで幅広いケースを実習できました。

 

セミナー内でのポイントを当院行っている処置と照らし合わせてまとめていきます。

① 出来るだけ最小限で確実に虫歯を取ること

どこまで削るかを判断し、いかに健全な部分を残すかが大切になります。

虫歯を見つけるために、カリエスチェックという検知液を使っています。

虫歯の部分だけを染めてくれるので、確実に虫歯を削り、健全な部分を残す助けになります。

 

例えば下の写真で見ると、青い部分が残っている虫歯の箇所になります。

 

また、虫歯の場所はわかっても的確に削る必要があります。

当院では全てのドクターがルーペ・顕微鏡を用いて高倍率で治療を行なっています。

実際に見ている視野は肉眼と比べてかなりの違いがあります。

 

拡大視野で治療を行うことで、的確に治療を行うことが可能になります。

 

②高い接着能力を得ること
詰め物に使う接着剤も種類は様々あります。

当院では、高い接着能力をもつ接着剤を用いています。

接着能力では最高レベルとされているメガボンドを使用しています。

 

③適切な封鎖と審美的な形態を得ること

詰め物(コンポジットレジン)の種類も様々です。

詰め物の硬さや流動性など、状態によって使い分けを行なっています。

例えば器具の太さも異なり、細かい箇所にはより細い器具を使って修復することもあります。

 

虫歯を削った部分を的確に封鎖できるように、かつ、審美的な形態を得るために工夫を凝らしています。

 

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以下のブログも参考にしてください。

・20代女性 奥歯の詰め物が欠けてできたむし歯をダイレクトボンディングで治療した症例

https://natural-hashimoto.jp/case/20代女性%E3%80%80奥歯の詰め物が欠けてできたむし歯をダ/

・60代女性 前歯のすきっ歯をダイレクトボンディングで治療した症例

https://natural-hashimoto.jp/case/20201212_1/

・ダイレクトボンディングとセラミックインレーの違い

https://natural-hashimoto.jp/blog/20180908/

 

それぞれの歯の治療には、状態により適切な治療法があります。

担当の先生と最良の選択肢を検討してみてください。

再発を防止するためにも、毎日の歯ブラシや食習慣、定期的なメインテナンスが欠かせません。

是非定期検診でお口の中の状態を把握されると良いと思います。