成功する歯の移植

こんにちは。

歯科医師の佐藤です。

 

先日、東京医科歯科大学のセミナー「成功する歯の移植ーTMDU丸川恵理子の500症例ー」を受講して参りました。

本セミナーは、コロナウイルスによる1年ほどの延期を経ましたが、無事開催に至りました。

 

当日、まず会場に入ると、若手が全くいないことに驚きました。

40〜50代の多数のベテランドクターに囲まれた中でのセミナーは、いつも以上に緊張感を持って臨むことができました。

 

歯がなくなってしまったら、部分入れ歯、ブリッジ、インプラントという選択肢をよく耳にするかと思いますが、

欠損補綴には、もう一つ選択肢があります。

それが歯牙移植なのです。

 

研修医時代からインプラントオペのアシスタントをしており、

歯牙移植も経験させていただき、参考書やウェブセミナー、

当法人での移植の勉強会等で以前から学びを深めていたところで

本セミナーを受講できたことは、

知識の整理と、特に自分が知りたかった大多数の症例をこなされた先生にしか知り得ない経験則を聞くことができ、非常に有意義でした。

 

 

セミナーでは総論から適応症、禁忌症、プロトコールを学んだところで

実際に模型上にて実習をし、術直後のポイントと予後についての講義という順番で、

実際の臨床に即した流れで行われたため、頭の中で知識を整理しながら学習することができました。

 

 

歯牙移植は保険適応でメリットも多くありますが、

特にインプラントと比べ適応できるケースには限りがありますので、

術前の診査が非常に大切になります。

 

それでも、正しく適応することができれば、

ブリッジのように両隣の歯を削らずに、欠損を回復できご飯を食べることができる等、

大いに意義のある治療だと私は考えています。

 

歯牙移植は自身の歯で欠損を補うことができる優れた方法ではありますが、

先述したとおり、適応できるケースに限りがあります。

インプラントと比較しても特徴は一長一短でさまざまにあるため、

気になる方は、まずはご気軽に担当医にご相談いただけますと幸いです。

 

今回の学びを元に、これからも患者さんへよりよい医療が提供できるように努めて参ります。