接着修復の技術習得セミナー

こんにちは

歯科医師の金岡です。

新春とは名ばかりの厳しい寒さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

皆さんは虫歯の治療を受ける際、どのような処置をされ、

治療後はどうなるのか、お考えになったことはありませんか?

虫歯の大きさにもよりますが、

現在では接着修復という治療方法を良く行います。

接着修復とは虫歯の感染部位を取り除いた後に、

歯に接着する材料(コンポジットレジンやセラミックなど)を用いて治療する方法のことです。

 

 

この度、その分野の第一人者である

二宮佑介先生、榊航利先生が講師を務められている

『接着修復の技術習得セミナー』に参加してきました。

 

治療をするにあたり、ただ虫歯を取って穴を埋めているわけではありません。

 

歯と被せ物がしっかりと接着され、機能的に長持ちできる

にはどうしたらいいか日々考えています。

 

 

今回のセミナーでは主に

・修復の選択基準、それぞれの修復の方法

・修復する際に模倣する歯の形態や色の知識

・歯茎の下にある虫歯への対応

についての講義と実習がありました。

 

修復の選択の基準としては、まず虫歯の大きさを判断して修復する材料や覆う範囲を決めていきます。

虫歯を削った後の残っている歯の量や、噛み合わせによって判断していきます。

歯の状態によってこの選択は様々です。

 

接着修復では、虫歯を削った後に、歯と材料がぴったりとくっつくことがとても重要になります!

接着をする際にラバーダムといって治療する歯を隔離し、唾液や浸出液などの侵入を防ぐ器具を使用したり、

歯と修復物がより高い強度を保てる材料を用いたりしています。

接着する過程もさまざまな方法があり、その中でもより接着強度の高い条件を選んでいます。

 

ラバーダムについては実習でも学んできました。

 

 

治療が難しいケースが多い歯茎の下の虫歯にもラバーダムを用いて応用する方法も学びました。

歯茎の下の虫歯は外科的な処置が必要な場合もあるので検討が必要ですが、

外科的な処置をしなくてもラバーダムを使用することで処置が可能な場合もあります。

 

このように、虫歯を削って修復する治療は、日常の診療で最も多く遭遇するケースですが、

先述したように、削った穴をただ埋めただけでは審美的にも機能的にも優れているとはいえません。

 

 

治療した歯が機能的に長持ちするにはどうしたらよいでしょうか?

 

 

それは修復する際により天然歯に近い構造を付与することです。

こうすることで噛み合わせも安定するようになります。

そのためにも、天然の歯をよく観察して、

構造を理解した上で模倣できるよう、常にイメージトレーニングをしています!

 

今後もセミナー等を通じて知識をアップデートし、

患者様の大切な歯にとってより良い選択肢を選んでいただき、

その治療した歯がより機能的に長持ちできるよう、

知識と技術を研鑽していきたいと考えています。