歯医者さんで出来るむし歯予防 〜小児歯科専門医の子どものお話し vol6 ~

こんにちは。小児歯科専門医の永野です。

最近急に涼しくなりました。

コロナそしてインフルエンザ予防には、ぜひ皆さん鼻呼吸で。

さて、例年6月に学校や幼稚園・保育園の検診がありますが、

今年はコロナの影響で 9月、10月に検診を行った所が多いようですね。


検診結果でむし歯や歯ぐき、その他のトラブルはみつかりませんでしたか?

むし歯があるか?ないか?
毎回とても気になりますよね。

 

むし歯がなければ、嫌なむし歯治療を時間とお金をかけてする必要もないですし、

将来、歯やお口のトラブルが起きるリスクも低くなります。

 

むし歯は頑張れば確実に予防できます!

 

お家での歯みがき・フロス(糸ようじ)も大事ですし、
それ以上に、甘い食べ物、飲み物が大きく影響しています。
食べ方、飲み方に気を付けて下さいね。

そして今回は、
歯医者さんでできるむし歯予防の方法
をご紹介します。

歯のかみ合わせの溝からできるむし歯を予防する
「シーラント」というのをご存じですか?

歯の溝には歯ブラシの毛先より細くて深い部分があるので、

食べ物が入り込んでしまうと歯ブラシでも取れなくなってしまいます。

すると、溝からむし歯になる危険が増えてしまう・・・

そこで、むし歯になる前に、
その溝をきれいに掃除してむし歯がないことを確認してから樹脂で埋めておく方法が

「シーラント」です。

では、フッ素塗布やフッ素入り歯みがき剤等の

「フッ素」によるむし歯予防法との違いは何でしょう?

 

「シーラント」は前述通り、溝を埋めておいて食べ物が入り込まないようにする方法なので、

溝をむし歯から守ります。

「フッ素」は、歯の表面を硬くしてむし歯になりにくくしてくれます。

溝の奥までは入りにくいですが、歯のつるっとした面、

例えば奥歯のべろ側やほっぺた側、歯と歯の間などに良く効いてむし歯予防効果を発揮します。

つまり、
「シーラント」と「フッ素」は、むし歯予防の守備範囲がちがう!!
のです。

 

フッ素やってるだけでいい、シーラントやってるからいい、

ではなく、

 

両方とも行うのがむし歯予防には効果的です。

 

また「シーラント」は、やりっぱなしではかえって危険です。

美味しいお食事を食べている間に擦り減ったり取れてしまったりすることもあるので、

深い溝のシーラントが取れたり段差になってしまっていたら、

やり直しする方がよいからです。

検診でもしっかりチェックしておく必要があります。

当院では、必要あればシーラントもフッ素もおススメしています。

むし歯予防、むし歯治療はもちろん、お子さまのお口のこと全般、

飲食・離乳食のお悩み、お口の中の怪我などがありましら、

ぜひ一度ご来院ください!