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目白歯周病研究会で歯周病治療を学ぶ

2024.12.26

寒さも本格的になってまいりました。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。歯科医師の油井です。

 

先日、目白歯周病研究会の、臨床家のためのぺリオベーシックセミナーに参加しました。

10月11月12月に2日間ずつ、計6日間のコースでした。

 

 

前半は、歯周基本治療について、後半は、歯周外科治療について学びました。

 

 

 

歯周病がどんな病気かについてはご存知の方も多いかと思います。

 

では、皆さんはご自身の口腔内について、どのくらい知っていますか?

将来どのような口腔内でいたいですか?

 

歯周病治療の第1歩としては、

まずはしっかり検査をして、

今の自分の口腔内について知ることから始めましょう。

 

そしてどんな口腔内になりたいか具体的な目標を立て、

そこに向かって歯科医師、歯科衛生士、患者さんが協力して治療していくのが歯周病治療です。

 

特に歯周基本治療には歯科医師だけでなく、

歯科衛生士、そして何より患者さんの協力が必要不可欠です。

 

 

患者さんの協力とはずばり、

“毎日の丁寧な歯磨き”

“複数回の通院”です。

 

当たり前の事のように思えますが、

この2つなくては歯周病治療の効果は得られません。

 

どんなに歯科医師や衛生士が治療しても、

日々の歯磨きができていないと、

直ぐに振り出しに戻ってしまいます。

 

 

歯周病は歯医者に通ってさえいれば治るというものでは無いということです。

 

また、途中で通うのをやめてしまったり、

定期検診に来られなかったりすると歯周病治療はまた1からのスタートになってしまいます。

 

 

毎日歯磨きの時間だけでも自分の口の中と向き合うと、

今まで気が付かなかった小さな変化に気がつくと思います。

歯茎の色や、厚み、出血や、匂いなど、

丁寧に歯磨きすることで少しずつ改善していくことを実感できると思います。

 

歯周病治療は、長期戦になることが多いですが、

歯を1本でも多く残し、最後まで自分の歯で食事をするための大切な治療です。

 

 

当院では、しっかりと患者さんとコミュニケーションが取るための診療時間を設けています。

「何回も通っているけど、何をしているのか分からない。」

ということがないよう、

患者さんと現状を共有しながら治療を進めていくことを心がけています。

 

 

患者さんが疑問に思っていることや、不安に感じていること、

一見歯とは関係なさそうな生活習慣についてなど、

様々なことをお話することで一人ひとりに合った治療を提案しています。

 

まずは、ご自身の口腔内に関心を持ち、知ることから始めて欲しいです。

歯科医院に行ったらすぐに歯を削られる。ということは今はありませんので、

しばらく歯科医院に通ってない方はぜひ一度お口の検査で来院してください。

また、お口のことで少しでも気になっているようであれば、気軽にご相談ください。