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黒川さんの衛生士セミナー

2025.04.28

こんにちは!衛生士の山崎です!

先日、黒川先生によるセミナーを受けました!

皆さんは、定期的に歯科医院で口腔内の検査やクリーニング期的に歯科をしていますか??

痛みもないし、特に気になることもないから、歯科医院に来院する必要はないと思っていませんか?毎日歯磨きしているし、特に問題はないと思っていても実は、気づかない間に汚れが付着していたり、お口の中で病気が進行しているかもしれません!

 

お口の中の病気と言うと、虫歯や歯周病を思い浮かべませんか?😶

「虫歯」というとお菓子を食べたり、歯磨きがうまくできていないとなってしまうなど、子供の頃から学校などでも虫歯を予防する機会があり、どんな病気かご存じの方が多いのではないでしょうか。

 

では歯周病とはどんな病気かご存知ですか?

 

歯周病とは歯を支える組織が壊れてしまい、歯を失う可能性がある病気です。

初期の段階では、痛みもなく自分では気づきにくいです。しかし、放置していると気づいた頃には歯がぐらぐらになってしまい、最悪の場合歯が抜けてしまいます。これは、歯を支える組織を破壊する原因が付着し続けていると誰でもなりうる病気です。

 

では、歯を支えている組織とは何でしょうか。

それは、歯槽骨という歯肉(歯周組織)です。

骨が歯を支えているイメージを思い浮かべることはできるけど、歯肉が歯を支えているという想像はしにくいかもしれません。しかし、皆さんも一度は歯肉が歯を支えていることを感じた経験をしたことがあると思います。乳歯が生えかわる際に、歯はグラグラするけどなかなか抜けないという経験をしたことがあるのではないでしょうか?それは、歯肉が歯を支えている(=付着している)からなかなか抜けないのです!

 

歯肉は上皮性付着結合組織性付着という2つの支え(付着のバリア)によって、細菌が侵入することを防いでいます。しかし、このバリアはプラーク(歯垢)や歯石によって破壊されてしまいます。プラークには、歯周組織を分解する細菌🦠が多く存在します。この細菌によって付着というバリアが破壊されることで、歯周ポケットが深くなってしまったり、歯を支えている歯槽骨という骨の吸収が生じてしまいます。

また、歯科医院でクリーニングをして減らした細菌は一般的に4~11週間程度で後戻りし、3~6か月で元の状態より悪化すると言われています。歯磨きを頑張っていても、気付かない間にプラークが付着し、バリアが破壊されているかもしれません。

 

痛みがなくて、健康だと思っていても実は、口腔内に汚れや病気が潜んでいる可能性は誰にでもあります。自分が普段どれだけ汚れを落とすことができているのか、自分の口腔内がどのくらい健康かを定期的な歯科受診で確かめてみませんか?😊