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間食の仕方について

2024.12.26

年末も差し迫っており、一層寒さも増してきましたね。

小児歯科担当の遠藤です。

 

今回は間食の仕方について書きたいと思います。

 

「甘いものをそれほどたくさん食べていないのにむし歯になってしまう」

という方いませんか?

 

もし上記に当てはまる方は

“量”ではなく“食べ方”に注意が必要かもしれません。

 

 

 

私たちの口の中は飲食のたびにpHが変化しています。

口の中に食べ物や飲み物が入ると、

それをエサにした細菌が酸を生み出し、

その酸によって歯が溶け出します(脱灰)。

そこから時間をかけて唾液の力で歯を元の状態に戻していきます(再石灰化)。

 

歯を元に戻す力よりも溶ける力が上回ると“むし歯”になるわけです。

 

 

ここで大切なのが“食べ方”です。

口寂しいからと、飴を絶えず舐めていたりチョコをついついたべ続けたり、

甘い飲み物をちびちび頻回飲んだりするとどうなるでしょうか。

 

ひと口量は少ないですが、

甘いものが口の中に入ってくる間隔が短いと、

唾液が歯を修復する時間が足りなくなります。

 

結果、むし歯になるわけです。

 

 

 

また、夜寝る前に飲食した場合も要注意です。

寝ている間は唾液の分泌量が著しく低下するため、

唾液の修による復力が弱くなり、

結果むし歯になりやすくなります。

 

 

小児歯科では甘いものの摂取は

「メリハリが大切です」

と皆さんにお伝えしています。

 

普段のおやつは甘いものに頼りすぎず、

ダラダラ食べダラダラ飲みにならないよう、楽しみましょう。