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🍴けんちん汁
2018.11.15
こんにちは🎵
管理栄養士の中川です
11月も中旬になり、あっという間に今年も残りあと1ヶ月・・・
だんだんヒンヤリとした空気になってきました🍂
しかし!!
寒い寒い冬はまだまだこれからです・・・⛄
そして、実は本日11月15日はこれからやって来る寒い冬に備えるための食行事の日でもあります
皆さん何を食べる日か知っていますか??
それは・・・
『けんちん汁』です!
(題名にも書いてしまいました(笑))
11月15日は「油祝い」といって、油気のあるものを食べる習慣があります。
けんちん汁はちょうどこの時期に収穫された旬のごぼうや大根、人参、里芋などの野菜を使い、
油を使って具材を炒めます。
疲れた身体に栄養補給をすると同時に、寒さが本格化する前に滋養をつけておくという
昔の人たちの知恵から生まれた行事食なのです
ごぼうや大根、人参などの根菜類は身体を温める食材なので、
根菜を沢山使ったけんちん汁は寒い日にピッタリですよ☆
今回は具材たっぷりのけんちん汁のレシピをご紹介します!
★具だくさんけんちん汁
〇材料(2人分)
- 木綿豆腐 150g
- 大根 70g
- 里芋 2個
- ごぼう 1/2本
- 人参 30g
- こんにゃく 1/3枚
- しめじ 1/4パック(50g)
- ごま油 大さじ1
- 昆布だし 2カップ(400cc)
- 酒 大さじ1
- 醤油 小さじ2
- 塩 小さじ1/3
- お好みで刻みネギなど
〇作り方
- ・大根、人参→半月切りまたはいちょう切りにする。
・ごぼう→薄切りにし、水にさらしてアクを抜く
・里芋→皮をむいて塩(分量外)をふってもみ、お湯で茹でてぬめりをとる。
・こんにゃく→茹でて短冊切りにする。
・しめじ→洗ってばらす。
・豆腐→軽く水切りしておく。 - 鍋にごま油をひき、豆腐以外の具材を炒める。
- 具材全体に油が回ったら、だし汁を入れアクを取りながら約15分間煮る。
- 野菜が軟らかくなったら豆腐を入れる。
- 酒、醤油を入れ、塩で味を整えたら完成 ♪
〇栄養価
- エネルギー 177kcal
- たんぱく質 7.3g
- 脂質 9.4g
- 炭水化物 15.4g
- 塩分 2.0g
- 食物繊維 4.5g
けんちん汁は精進料理の一種なので、本来は動物性のもの(肉、魚、卵など)は使いません
そのため出汁は昆布だしで、油もごま油を使います!
また、けんちん汁に使われているごぼうは100gあたり5.7gもの食物繊維を含んでおり、
野菜の中でもトップクラスといわれているほど!
他にもミネラル成分などが豊富で優秀な食材なんですよ☆
ごぼうに含まれている食物繊維は身体の毒素を排出してくれる働きがあるので、
便秘解消や利尿作用、コレステロール値の低下や動脈硬化予防といった効果があります。
しめじをやしいたけを加えるときのこのうま味も出ておススメです☺
身体の芯から温まって寒い冬を乗り切りましょう!