blog
夏の思い出

2023.08.23

こんにちは!!歯科衛生士の高野です(^^)

前回に引き続き「PEC 歯科衛生士 ペリオ ベーシックコース 後編」を受講してきました。

前回のブログでは炎症について書かせていただきました。
今回は細菌について少しお話ししたいと思います。

みなさんのお口の中にはどのくらいの種類の細菌がいると思いますか??
実は700種類以上の細菌がいます。

口腔内の細菌の種類については個人差があり年齢とともに変化しますが

①常にお口の中をきれいにしておくこと

②食生活の見直し


でお口の中の細菌の構成が変わってきます。

 

菌の種類はいい菌も悪い菌もいるのですが悪い菌の代表として
まず虫歯菌です。
虫歯菌はみなさんご存知と思いますが甘いものが大好きなので
どんなに歯ブラシを頑張っても甘いものを摂る時間と量で、虫歯になるかならないかが決まります。

そしてもう一つ悪い菌代表は歯周病菌です
歯周病菌を持っていない人はいなく、発症するかしないかは
菌が元気になる環境が整ってしまうかどうかで決まります。

歯周病菌が元気になる環境とは、、

まず酸素が嫌いなので、酸素が薄い深い歯周ポケットがあることと
そのポケット内で炎症が起き、出血などが診られる状態のことです。
歯周病菌はタンパク質が大好きです。


炎症が起きると歯周ポケット内からタンパク質を含む液が浸出します。
そしてそのタンパク質を細かくちぎって食べ、歯周病菌が元気になり増えます。

 

なので、逆に炎症が起きなければ歯周ポケット内からタンパク質を含む液が出てこないので
歯周病菌も食べるものがなく元気がなくなり結果として菌が減ります。

 

また歯周病菌の潜む深いポケット内ですが、再発を防ぐためには
歯科医院でのプロフェッショナルケアとお家でのセルフケアの両輪が必要不可欠です。

お家でのブラッシングだけを頑張っても
深いポケット内の細菌たちの種類を変えることはできません。

逆に歯科医院でのプロフェッショナルだけでお家ではあまりお手入れしないと
すぐ炎症を引き起こし、後戻りしてしまいます。
どちらも合わせて行うことで深い歯周ポケット内の細菌の種類が変わり、再発するペースを遅らせることができます。

歯科医院に定期的に通っていただくのも、患者さんとの信頼関係があってこそと思っています。
わたしたちも日々勉強して、1人1人に合った施術を心がけてますので
少しでも気になることがあればなんでも聞いてください(*^^*)

講師の山本浩正先生は、今回の休憩時間に和歌山のお菓子を配ってくださるなど
とても親切でユーモア溢れる素敵な方でした。

またどこかでお会いできる日まで
わたしも知識と技術を日々深め、歯科衛生士としてさらに成長していきたいと思います(^o^)