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「Basic Endo Seminar + Vital pulp Therapy」問診の重要性について

2025.08.04

こんにちは。 歯科医師の油井です。

 

先日、当法人のスタディグループ:橋本会にて、

辺見浩一先生をお招きして丸1日セミナーをして頂きました。

 

 

テーマは「Basic Endo Seminar + Vital pulp Therapy」です。

簡単に言うと、「歯の神経の処置」についてです。

 

みなさん、どのような場合に歯の神経の処置(歯髄処置)が必要になるか、ご存知でしょうか。

 

歯髄処置が必要になる原因として1番多いのが、

神経まで達するような深い虫歯 ですが、

他にも、噛み合わせの力による歯の破折や、

転んでぶつけたりなどの歯の外傷、など虫歯以外にも様々です。

 

患者さんが歯の痛みを訴えて来院された時、

我々歯科医師は歯髄処置が必要なのかどうか、

正確に判断しなければなりません。

 

まず、患者さんとお話し、現在の症状や今の症状に至るまでの経過を把握します。

いわゆる「問診」です。

神経の状態は歯を削らないと目視では見えず、

レントゲンにも映らないため、

問診で話した内容が診断の大きな材料となります。

 

いつごろからどのような時にどのような痛みがあるのか、

痛みの度合いは変化しているのか、

など、できるだけ詳しく教えて頂きたいです。

 

その後、冷たいものを感じるか検査したり、

電気を流して感覚があるかどうかを検査します。

 

そして、患者さんからのお話と検査の結果を総合的に判断して診断を決定します。

 

 

 

今回セミナーでは、改めて患者さんとのコミュニケーションの大切さ、

診査診断の重要性を学ぶことが出来ました。

今後も当院に来てくださった患者さんの歯の健康を守れるよう精進していきますので、よろしくお願い致します。