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法人内の歯科医師勉強会に参加

2026.02.24

緑区合同庁舎近くの河津桜が早くも咲き始めました。

寒い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。歯科医師の池田です。

 

2月8日に法人内の歯科医師勉強会に参加したのでご報告します。

法人内の勉強会は理事長が主宰されており、

他の医院の歯科医師の先生も参加されました。

 

今回お招きしたのはインプラントを考案されたブローネマルク先生に師事し、

日本で初めてインプラント治療を行った小宮山先生の元で診療・研鑽されていた平塚智裕先生です。

 

 

今回のセミナーを通して、

インプラント治療の有用性を再確認することができました。

 

みなさんはインプラントに何を求めますか?

なんでもしっかりと噛めるような機能性や、

本物の歯さながらの審美性など様々な要件がありますが、

他の補綴治療に勝るとも劣らない点があります。

 

それは他の歯に負担を掛けない自立できる安定性です。

 

Brは自分の歯のように噛めますが、

支える歯を余分に削らなければならず、

支える歯同士をつなげた結果、大きな負担がかかります。

入れ歯は支える歯にバネをかけるため、

バネをかける歯は揺れ出したり

噛むと痛くなったりすることがあります。

 

残存歯の状態にもよりますが、

どちらも長期的に考えるといずれ次の治療を考えなければならない可能性があります。

一方、インプラントは他の歯に迷惑を掛けず、

単独で機能できるため他の歯に無理を強いることがありません。

10年後のインプラントの生存率をみても約96.4%と高い水準であると報告されています。

(Howe MS, Keys W, Richards D. Long-term (10-year) dental implant survival: A systematic review and sensitivity meta-analysis. J Dent. 2019;84:9-21.)

 

そのため、インプラント治療を行う際には

しっかりと診査診断を行いリスクを把握し、

予後を予測し治療の計画を立て、

それに則って適切な治療が行えれば

”最小限の負担(回数や時間、金額、ストレス)で人生最後の日まで健康に噛むことを目指す”

ことが達成できる治療となる可能性が高まります。

 

 

今回のセミナーではGC社にご協力いただき、

なぜ、いつ、どのインプラントを選択し使用するかを学び、

実際に模型を使用してインプラントの埋入まで行いました。

 

模型上に実際に埋入してみることで

自分の埋入時のクセを明確化することができました。

 

またより精度の高いインプラントに仕上げるために、

実際に事前に準備したトレーを使用して2つの型取りの仕方を比較検証しました。

 

健康の下支えとなるインプラント治療を行えるように今後も研鑽を積み重ねていきたいです。

 

セミナーの最後にブローネマルク先生の言葉を教えていただいたのですが

 

「インプラント治療というものは、患者が先に亡くなるか君が先に仕事が出来なくなるか、どちらかまで関係が続く仕事だから、そのつもりで臨床に接しなさい。」

 

という言葉に、

患者さんの健康を預かるその責任の重さを改めて噛み締め、

身が引き締まる思いがしました。

 

患者さんの年齢やライフステージ、

全身疾患や既往歴など置かれた状況は様々です。

どんな治療の方法であれ、

以上を踏まえてより長く健康でいられる手助けとなるような治療を提供できる歯科医師でありたいと改めて考えさせられました。