Case
50代男性 抜歯適応の歯を矯正を用いて抜かずに治療した症例

2021.02

治療前

治療中

エクストルージョン開始時

エクストルージョン終了時

治療後

年齢・性別 50代男性
相談内容 昔治療した前歯の差し歯が、硬いものを噛んだ時に取れてしまい、なるべく歯を抜かずに治療したいとご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果 元々入っていた保険治療の被せ物の隙間から虫歯が進んでしまい、根を残して被せ物が取れてしまっていました。
虫歯が大きかったため再度被せ物をするのに必要な歯の量が足りず、本来であれば抜歯適応でした。しかし歯を引っ張る矯正力を用いる治療(エクストルージョン)が可能であると診断しました。
行ったご提案・治療内容 見た目回復のため仮歯を装着し、エクストルージョン・根管治療・歯周外科処置を行い、今後なるべく虫歯にならないようにセラミックの被せ物を装着しました。
治療期間 最終的な被せ物が入るまで、7ヶ月程度の治療となりました。
おおよその費用 155,000円(税別)
術後の経過・現在の様子 ご自身の歯を残すことができ、ご満足いただけました。
治療のリスク ・矯正器具の破損・脱離が起こりやすいため、矯正治療中はお食事に注意した上で、装置の周囲のブラッシングも注意していただく必要があります。
・全ての歯がエクストルージョンの適応となるわけではありません。
・セラミックも十分なメンテナンスを行わないと、周辺の歯から虫歯になることがあります。
・強い食いしばりがある方にはマウスピースの装着をお願いする場合があります。
担当歯科医師 木村