implant
インプラント
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インプラントについて
歯が失われた状態を放置しているとその隙間に周りの歯が倒れ込むようになり、やがて全体の歯並びが悪くなるなどの弊害を招いてしまうことがあります。そのため何かしらの処置をしなくてはなりません。
インプラントは歯が失われたときに用いられる治療手段の一つです。人工の歯根を歯を失った顎の骨に埋め込み、その上に天然歯と同じような外見をした人工歯をかぶせます。自然な見た目を実現しながら使用感も良く、メリットの多い治療法です。
効果の高いインプラントですが歯肉を切開するなど技術的に難しい部分があるため、その治療には高い技術と知識が必要とされます。当院の理事長はインプラント専門医として橋本で開院してから橋本での約500症例を含めた計1200以上の症例を手掛けてきました。多くの患者さんに満足していただける治療を提供しており、常に最新の情報を取得するようにしています。
またインプラント治療においては治療を行うための環境も重要です。当院では専用のオペ室を完備し、感染症などが起こらない最新の設備を完備しています。
このような経験と知識そして最新の設備環境で、患者さんひとりひとりに丁寧なカウンセリングを行い、最適な治療を提供するように心がけています。
インプラント治療のためのCT撮影は無料で行っているので、検討中の方でもまずはお気軽にご相談ください。
インプラント治療について若手や海外で講演
インプラント治療を当院で行う場合、基本的には担当医が違ってもインプラント治療の外科手術に関しては、理事長が担当しています。
理事長は、近年研鑽を積んできたインプラント治療の知識や技術を伝えるため、若手の歯科医師や海外でも講演をしております。
当院が使用しているインプラントは日本製のGC社のものになりますが、GC社は日本で一番大きい歯科材料メーカーになります。工場は御殿場にあり、メイドインジャパン製品のため安心して使用できるうえに、フォローアップも充実しています。
そのGC社で若手歯科医師に向けて、他のインプラント治療を専門にしている歯科医師と共に、インプラント治療コースというセミナーを行っています。
若い先生たちにインプラント治療をしっかりと勉強してもらい、きちんとしたインプラント治療をしてもらうためです。
また、海外からもオファーを頂くこともあり、海外でもインプラント治療について講演するなど、幅を広げております。
当人の今以上のアップデートは必要だと考えており、インプラント治療については常に勉強しているので、もし興味がある方がいれば一度お問い合わせください。
インプラント治療後のメンテナンスについて
インプラントは手術自体が終わってもそこで治療が終了とはなりません。そのあと適切なメンテナンスを行うことでインプラントで埋めた人工歯を長く美しく使用してもらえるようになります。逆にそれを怠ると埋め込んだ人工歯が抜け落ちてしまうという事態も招きかねません。
当院では手術が終了したあとも適切なメンテナンスを提供することで患者さんに人工歯を長く利用していただけるように心がけています。
インプラント症例
歯を一本失ったケース
治療前
上の前歯の虫歯が進行して、抜歯せざるを得なくなりました。抜けた状態を放置していると周囲の歯にも悪い影響を及ぼすので人工歯による治療を受けることにしました。しかしブリッジでは他のまだ健康な歯にもダメージを与えてしまうためインプラントを希望しました。
治療後
抜歯した日にインプラントを埋め込み、仮歯をかぶせました。このような処置により、周囲の歯も歯茎も適切に保存され、インプラントでかぶせた人工歯も天然歯のように快適に使用していただけます。
上の歯が全て失われたケース
治療前
上の歯は数本しか残っておらず入れ歯を使っていたものの、使用感が悪いことと残っていた歯の状態も悪化してきたことから抜歯して全てインプラントを用いることにしました。
治療後
上の歯全体にインプラント治療をしました。使用感だけではなく、口の形も修正されたので見た目の印象も改善されました。
日本製のインプラントメーカー
当院はインプラント治療においてGC社のインプラント体を採用しています。
GC社は国内メーカーで、業界においては後発ですが「日本人の体質に合ったインプラント」をコンセプトとしているので非常に評価の高いものを提供しています。生産は全て国内で、製造過程は厳密に管理しており、完成物はどれも高品質で清潔です。また日本人は顎の骨が欧米人に対して少ないため、その体質にあった独自の加工がなされていることも特徴です。
その日から噛めるインプラント治療
従来のインプラント治療では歯茎を切開し、インプラントの土台を埋めるまでに期間をあけていたため治療が長期化するというデメリットがありました。しかし当院では「抜歯即時埋入法」という抜歯したあとすぐにインプラントの土台を埋入する方法を採用しています。
この「抜歯即時埋入法」は何より治療期間を短縮することができ、手術当日に仮の歯を入れられるので日常生活に及ぼす影響を最小限にできるという点に特徴があります。しかし非常に細かな治療となるため、顎の骨が少ない人には提供できない場合もあります。
ご希望される方、興味を持たれた方はまずご相談ください。
抜歯即時手術のメリットとデメリット
メリット |
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デメリット |
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他院でインプラントを断られた方へ
インプラントは顎の骨に人工の歯根を埋め込み、そこに義歯をかぶせる治療法です。そのため埋め込むだけの顎の骨がない人や、骨があまり丈夫でない人は治療自体を受けられないことがあります。また歯が抜けた状態を長く放置しているとその部分の顎の骨は薄くなってしまいます。
当院では増骨手術を行うことで、上記の理由から他院でインプラント治療を断られた方にも治療を受けていただけるようにしています。他院でインプラント治療を断られたという方も諦めることなく一度ご連絡ください。
増骨手術【サイナスリフト】
上顎の骨に厚みを持たせる方法です。自家骨(ご自身の骨)や骨と同じような成分でつくられた補填材を上顎の奥歯の上に位置する「上顎洞」という空洞に注入することで厚みを出していきます。
増骨手術【ソケットリフト】
サイナスリフトと同じように上顎に対する増骨手術です。補填材を用いるのではなく上顎を叩くことで骨を移動させ、上顎洞にインプラントができるくらいの厚みを持たせます。サイナスリフトより容易な方法ですが、元々の骨の厚みが4mm以上必要です。
増骨手術【GBR】
先まずインプラントの人工歯根を埋入し、そのまわりを特殊な膜で覆います。そして骨が少ない部分に補填材を詰めていき骨の再生を促進させます。用いられる膜は生体材料でできているため人体に害を及ぼしません。
インプラントの位置付け
インプラントは歯を失った場合にその機能を回復させることができる治療メニューです。従来の方法と比べて使用感に優れ、また見た目も自然なため多くの方から好評をいただいています。しかし他の手段と同じようにメリットもあればデメリット、注意点もあることも事実です。
これはインプラントに限らず、全ての歯科治療に共通している理念ですが、健康な天然歯はなるべくそのままにして長く使っていくべきです。インプラントは従来の義歯治療と違って周囲の歯にダメージを与えることなく機能を回復できるので、適したケースは自然と多くなります。歯が一本だけ失われたケースを考えると、ブリッジだと周囲の歯が健康であろうとも土台にするために削らなければなりません。しかしインプラントではその必要がないため、総合的に判断して第一選択となるのです。
歯科医師はその知識と経験から患者さんひとりひとりに最適な治療を提案しますが、患者さん自身もしっかりと情報収集をし、自分のライフスタイルにとって何が最も適しているのかを判断していく必要があります。
インプラント・ブリッジ・入れ歯の比較表
インプラント | ブリッジ | 入れ歯 | |
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イメージ | |||
治療法 | 失われた歯の代わりにインプラントと呼ばれる人工歯根を埋め込み、その上から見た目が自然な人工歯をかぶせる | 歯を失った箇所の両隣にある歯を土台にして人工歯を固定する方法 | 金属の留め金もしくは歯茎に吸着させて固定させる方法 |
メリット |
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見た目 | 天然歯に近く、他の歯の中で違和感がない | 天然歯に近く、他の歯の中で違和感がない | 留め金が見えることがある |
セルフケア | 天然歯と同じようにブラッシングを行えばいい | 天然歯と同じようにブラッシングを行えばいい | 取り外して洗浄する必要がある |
価格 | 手術費を含めて1本およそ34万円(症状によって金額の上下はあり) | 1万6500円程度、自由診療だと33万円程度 | 5500円程度、自由診療だと16万5千円から |
保険適用 | 自由診療のため全額自己負担 | 保険診療が可能 | 保険診療が可能 |
治療期間 | 平均すると4か月から1年間 | 2週間~2か月と比較的短い | 1~2か月と短期間で用意ができる |
リスク |
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インプラント治療は他の義歯治療と比べても多くのメリットがある方法です。
治療期間は長くなりますが使用感が良く、見た目も自然な義歯を手に入れることができます。その反面、大掛かりな外科手術が不可欠なので患者さんの健康状態によってはただちに治療を受けられない場合もあります。
インプラントを検討されている方はまず当院までご連絡ください。多くの症例を手掛けてきた専門医が適切な治療方法を提供いたします。