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「精度を追求した補綴治療-クラウンブリッジの勘所-」

2022.11.14

秋が深まり、夜の寒さが強まってまいりました。

歯科医師の川端です。

 

先日「精度を追求した補綴治療-クラウンブリッジの勘所-」を二日間受講してきました。

 

セミナーの内容は被せ物(クラウン)と噛み合わせ(咬合)についてでした。

 

被せ物の精度を上げる必要性とは何でしょうか?

被せ物の精度を上げると、被せ物の適合が良くなります。

そして適合が良くなると、

歯と被せ物の隙間がなくなるため汚れが溜まりにくくなり、

その結果、

虫歯や歯周病になる原因を減らすことにつながります。

 

精度を上げる大事なポイントは、

適切な形成、型取り時の変形を極力減らすことです。

実際に歯を削り、改めて理想的な形を確認する事ができました。

 

次に噛み合わせに関してです。

上下の歯の当たる位置や歯ぎしりした時の接触の仕方を勉強しました。

実際に自分で蝋を歯の形に盛って噛み合わせを作る実習も行い、より理解を深めることができました。

 

 

患者さんのお口の状態をそのまま模型に置く実習(咬合器装着)も行いました。

例えば虫歯などで噛み合わせが乱れてよく噛めない人に対して、

一本ずつ治療すると噛み合わせは乱れたままになってしまいます。

それを防ぐため咬合器を使って口腔内を模型上で再現し、

理想的な噛み合わせを設定してから治療を行います。

 

今回セミナーを受講し、

何に関してもまずは基本がとても大事だと再確認する事ができました。

一つの事だけにとらわれる事なく、

全顎的な治療を今後も行えるよう意識していきたいと思います。