blog
「CR修復がうまくなりたい」セミナー受講
2022.12.17
師走の寒さが一段と厳しくなる頃となりましたね。
歯科医師の近山です。
先日、「CR修復がうまくなりたい」というセミナーを受講してきました。
虫歯治療ときくと、どんな治療を想像されますか?
多くの方は虫歯をとって白い詰め物や銀の被せ物をする、
というイメージをお持ちだと思います。
現在、白い詰め物として高頻度に歯科治療で使用されているのが、
CR(コンポジットレジン)と呼ばれる材料です。
セミナーでは接着操作、器具や材料の種類、CRによる修復方法について詳しく学びました。
実習もあり、実際の虫歯を想定してインストラクターの指導を受けながら数種類の修復方法を実践しました。
近年の材料や技術開発により、強度・接着力ともに増しているので、
自由診療による制限のない状況では、
CRによる修復治療が可能なケースが広く拡大していると感じました。
CR修復による歯の3年生存率は、98.6%と高い確率です。
(引用:Clinical effectiveness of direct resin composite restorations bonded using one-step or two-step self-etch adhesive systems: A three-year multicenter study、2022年度日本接着歯学会論文賞受賞論文)
また、CR修復は低侵襲で治療回数も少なく、歯を削る量も少なくて済むなど、多くのメリットがあります。
今回学んだことを日々の診療に活かして、一番歯に優しい方法を患者さんに提案・提供していけたらと考えております。