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台湾歯科技工大会(台湾ADT)にて講演

2024.06.07

こんにちは。

院内歯科技工士で、入れ歯の技工所「おり鶴」代表の桑名です。

 

 

5/25〜5/26に開催された台湾ADTにて、学術講演をしてまいりました。

ADTとは台湾の歯科技工士会が主催している学術交流会で、

毎年開催されている大きな大会です。

 

そこで、講演させていただける機会をいただけたことは、非常に光栄なことです。

 

私は入れ歯の設計について講演させていただきました。

現在、日本のみならず、世界中で歯科のデジタル化が進んでいます。

一昔前までは、全て手作業で行なっていた作業も、

現在はパソコンで差し歯や入れ歯の設計をして、

機械が歯を削り出すという時代になってまいりました。

 

それによって、ベテランの技工士でも新人の技工士でも、

同じ品質のものを作ることができるようになります。

これは素晴らしいことですが、

歯の設計を行うのは機械ではなく、

人間です。

正しい知識と経験がなければ、

必ずしも良い技工物を作れるとは限りません。

 

 

そこで、今回お伝えしたのは、

入れ歯の作り方ではなく、設計の考え方についてです。

歯科治療において、診査診断が治療方針を決めるにあたって重要なように、

歯科技工においても設計を考えることは、

良い技工物を作るためには大切なことです。

デジタル化が進んでいる今だからこそ、

必要な情報かと思い、講演内容を決めさせていただきました。

当日は会場も満員になり、たくさんの方に聞いていただくことができました。

 

 

大会が終わった後にわずかな時間でしたが、夜市も楽しむことができ、

いい台湾訪問になりました。

 

 

このような講演の機会を沢山いただくことが増えてきましたが、

若い技工士に技術を伝えることも仕事だと思っています。

また海外で講演する機会があればチャレンジしたいと思いますし、

日本でも継続的に行っている技工士向けの講演についても引き続き行っていく次第です。

 

そして、ナチュラルデンタルオフィスグループの患者さんにより良い義歯を提供することにも

日々精進して参りたいと思っています。