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岩野義弘先生の歯周外科治療ハンズオンセミナー
2024.07.22
こんにちは、歯科医師の油井です。
先日、医院内の勉強会に岩野義弘先生をお招きして、歯周病の外科治療についてセミナーをして頂きました。
岩野先生は、日本歯周病学会と日本インプラント学会の指導医としてご活躍されている先生です。
午前中は講義、午後は豚顎を用いた実習、というスケジュールで行いました。
歯周病とはどんな病気かご存知でしょうか。
テレビCMなどでよく耳にする言葉だと思います。
歯周病は簡単に言うと、歯の病気というよりも歯周病菌が原因で起こる歯茎や骨の病気です。
歯周病の怖いところは、痛みを感じることが少なく、
発見が遅れると抜歯になる可能性が高い病気であるということです。
歯周病治療の第1歩は、
・歯垢・歯石を除去して菌を減らすこと
・正しいブラッシング方法で菌を増やさないこと
つまり、歯周病治療は、歯科医師と歯科衛生士、
そして患者さんの協力があって初めて前進することが出来ます。
そんな歯周病治療の中で外科的に対応しなければいけない症例があります。
その時に必要になるが、今回のセミナーのトピックである、歯周外科治療です。
基本となる診断や外科処置の細かな手技など、基礎から応用まで改めて学ぶことが出来ました。
岩野先生の手技をマイクロスコープの映像を通して目の前で見て、
その後の実習に生かすことが出来ました。
駆け足ではありましたが、とても身になる一日でした。
外科処置の手技はもちろん大切ですが、
何よりも大切なのが、診査診断です。
患者さん一人一人、口の中の状態は異なっていて、
全く同じ口腔内は存在しません。
その患者さんにとって最善の治療法を提案することが重要であり、
歯科医師として腕の見せどころです。
今後もより研鑽を積んで最善の治療を提供できるように邁進して参ります。
ご自身の口腔内の状態が知りたい、健康な歯で生活したいと思っている方は、是非来院されてご相談ください。