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学校歯科検診のホントのところ〜小児歯科専門医の子どもの歯のお話し vol1〜

2019.07.11

梅雨の時期は、学校歯科検診結果の用紙が届く季節です。
小児歯科専門医の永野です。

お子さんの、学校や幼稚園、保育園での今年の歯科検診結果はいかがでしたか?

この様な集団歯科検診は、例年6月頃には終わり、各ご家庭に検診結果の用紙がすでに届けられていると思います。

6月以降、小児歯科では検診結果の用紙を持参しての受診が増えます。

検診結果が「むし歯なし」でホッとされているご家庭も多いと思いますが、

 

本当にむし歯はないのでしょうか?

 

実は「むし歯なし」とは言い切れません

 

実際、当院にいらしたお子さまにむし歯が何本か見つかり、

「学校の健診ではむし歯なしって言われたんですけど・・・」とおっしゃる保護者の方が何人もいらっしゃいます。

 

集団検診では、歯科医と生徒や児童、幼児が向かい合って、ちょっとライトを口元に照らして、短時間でサッと見る形式がほとんどです。

これだと、どんなに子ども達に慣れた目利きの小児歯科医が検診をしても、歯と歯の間や細かい所は全く見えず、

「大きなむし歯があるか?ないか?」くらいしかチェックできないのです。

つまり、

学校等の検診は、余程大きな穴が開いていたり大きなトラブルがあるのに放置されている方に対して

「早めに歯医者に行ってね!」

と促す程度のものと思って下さい。

 

そして、検診で見つかったり、保護者の方が見つけられる位の、大きく穴の開いた乳歯のむし歯だと、

全く痛みがなくても神経までむし歯が行っている可能性が大きくなってしまうのです。

神経の治療が必要になれば、治療に何回もかかってしまうこともあり、お子さま自身も大変です。

最終的には乳歯でも銀歯にしなければならないこともあります。

 

そうなる前に「小児歯科で、しっかり検診してむし歯予防をする」のが大事です。

その時のお子さまの状態に合わせて、必要な処置や様々なアドバイスをさせていただいております。

 

小さい頃から定期的に小児歯科に通うことで、トラブルが生じても最小限で済みますし、

各ご家庭でちょっとしたことに気をつけていただくだけで、「むし歯ゼロ」は夢ではありません。

そして、いずれお子さまたちが大人になった時、さらにご自身のお子さまを育てる時に、

そういう習慣が当たり前と思っていていただきたいのです。

 

当院小児歯科には、歯科医師、歯科衛生士だけでなく、管理栄養士、保育士も一緒に勤務しております。

むし歯予防、むし歯治療はもちろん、お子さまのお口のこと全般、飲食のお悩み、お口の中の怪我などがありましら、ぜひ一度ご来院ください!