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マスクとの付き合い方〜小児歯科専門医の子どものお話し vol5 〜
2020.10.17
こんにちは。小児歯科専門医の永野です。
マスクが手放せない生活、まだまだ続きそうですね。
先月の小児歯科ブログで、マスクで気をつけたい口呼吸についてお話しましたので、
まだお読みでない方はお読みくださいね。
今回は「表情」のお話です。
お顔の表情がマスクで半分隠れてしまうと、
お話し相手の意図、意思がちょっと分かりにくくなってしまいますね。
大人でもそうですが、子ども、乳幼児は特にそうなんです。
パパ、ママを始め、ご家族の表情で気持ちを受け取り、
口の動きを真似ることで言葉やしぐさを学びます。
マスクをしていると、このような機会が少し減ってしまっていることになります。
外出時はマスクは外せないと思いますが、
お家の中、車の中など、ご家族だけでお過ごしになる時はぜひ、
以前と同じように、とびきり素敵な笑顔や表情で
たくさんのコミュニケーションをとるようにしてくださいね。
そして、マスクの下でも、今まで以上に唇の両端を上に上げてニコッとしていてください!
顔の筋肉を使わなくなってしまうと、
子どもはもちろん、大人でも歯並び・かみ合わせにも悪影響を及ぼしますし、
マスクを外した時も無表情になってちょっと怖い顔になってしまいます。
思い切りニコッとするだけで、お口の健康にも役立ち、
目の表情も違う感じになるのでいろいろな感情を伝えることができます。
表情の大切さを再認識して、マスクを手放せない生活だからこそ、
マスクとうまく付き合ってご家族みんなで健康に過ごせるようにしましょう。