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6歳臼歯 〜小児歯科専門医の子どものお話し vol.9 ~

2021.05.07

こんにちは。小児歯科専門医の永野です。

 

新年度が始まって1か月が過ぎてゴールデンウィークも終わり、

もうそろそろ生活が色々と落ち着いてくる頃ではないでしょうか?

 

ちょうど小学校に入学する6歳前後に

前歯が永久歯に生え変わったり

永久歯の中で一番大きな奥歯「6歳臼歯」が生えます。

 

 

 

今日はその「6歳臼歯」のお話です。

生え変わりで乳歯がグラグラし始めるのは

通常は下の前歯が一番最初で大体6歳前後です。

少し早かったり遅かったり個人差があります。

 

それと同じ頃に、

乳歯の一番奥歯のさらに奥、

何もない歯ぐきの所に6歳臼歯が生えてきます。

 

これがまたくせ者で

一番奥の見えにくいところに生えてくるので

生え始めたことに気付きにくい・・・

 

 

でも生え始めたらすぐに磨いてほしいのです!!

 

この6歳臼歯は、

一つ手前の「乳歯の一番奥歯」とほぼ同じ形で

でも、一回り大きく、しかも溝の彫りが深い!!

 

 

特に歯ぐきから出たばかりの生えかけの状態だと

大変磨きにくいので汚れがたまったままになりやすく、

また、生えた直後は歯が軟らかくてむし歯になりやすいのです。

歯ぐきを突き破って生えてきている最中は

少し磨くだけでも歯ぐきから出血しやすいですが

それでも構わず、

しっかり、でも優しい力で意識して磨いてほしいのです。

 

これが、この時期の歯みがきのポイントです!

 

お子さん自身だとなかなか上手に磨けないので

仕上げみがきのポイントでもあります。

一番大きい歯、つまり、咬むときに一番力を使う歯が

一番初めの頃に生えてくる。

しかも一番奥の磨きにくい場所に。

 

だからこそ、生えてる最中からむし歯にしない様に気を付けてくださいね!

 

当院では、6歳臼歯も磨きやすいオリジナル仕上げ用歯ブラシをご紹介して

磨き方もしっかりと指導しております。

その他、年齢に応じて気を付けることを

丁寧にお伝えしております。

 

お子様は是非小児歯科にお越しください。