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夏休みのおやつの摂り方
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2023.07.24
毎日、暑い日が続いていますね。
毎年日焼けた肌を見て秋頃に後悔しているので、
今年は例年より日焼け対策をしています。歯科医師の遠藤です。
子供たちが夏休みに入りました。
家で過ごす時間が増えると、普段の生活よりも自由な事が多くなりますよね。
休み中のおやつもそのひとつではないでしょうか。
先日、小児歯科に通っているお子さんが、
「甘いものを食べたり飲んだりするのは、月に1回と決めている」と教えてくれました。
話を聞くと、スポーツクラブのコーチが、
体作りのためにそういった指導をしてくれている、とのこと。
「すごくいいことだよ」と思いっきり誉めてあげました。
私達歯科医師はもちろん口の中の健康を考えて、
むし歯にならないように甘い物の食べ方について指導していますが、
加えて、全身の成長や健康にとっても砂糖の摂りすぎが良くないことを伝えています。
脳には“報酬系”と呼ばれる快感が生じる仕組みがあります。
報酬系は快感を得ると、
次はもっと多くの刺激がないと快感が得られなくなってしまいます。
つまり、依存です。
タバコやお酒、薬、スマホなどを思い浮かべる人は多いでしょう。
実は、砂糖にも同じ作用があるのです。
イライラや情緒不安定、眠くなりやすかったり、
疲れやすくなったりします。
このように砂糖の摂りすぎは心身の健康にとっても、要注意なのです。
おやつには、
食事で足りない栄養素を補う“補食”の役割があります。
ただそれは甘いお菓子である必要はありません。
おやつを食べるにしても身体にとって栄養になってくれるものを選んでみましょう。
おにぎりなどのご飯系、
芋やとうもろこし・果物など食物繊維を含むもの、
チーズやヨーグルト・卵などたんぱく質を含むもの、ナッツなど。
栄養になるし、むし歯にもなりにくい。
一石二鳥です。
とは言ってもお友達との付き合いだったり、
世の中には美味しいものが溢れていますので、
甘いお菓子を全く食べずに過ごすことは難しいですよね。
ぜひ、普段のおやつと、
お友達と遊ぶ日・お誕生日やお出かけなどの特別な日のおやつを分けて、
砂糖の甘みに頼りすぎないメリハリのある生活をしてみてください。
暑いこの時期のおやつには、
アイスの代わりに冷凍フルーツや冷やし焼き芋などもオススメです。
長い夏休み中も生活パターンを変えずに、夏バテしない元気な体を維持しましょう!