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お口の中の環境はとても大切!

2026.08.31

こんにちは。小児担当歯科医師の遠藤です。

 

夏休みも終わり、

皆さん徐々に普段の生活スタイルに戻しているところでしょうか?

 

当院の定期検診でも

「夏休み中のおやつは少し甘いものが増えたので、そろそろ元に戻します」

という声が聞こえています。

歯磨きももちろん大切ですが、

おやつの種類や食べ方に気を付けているご家庭が多くとても嬉しく思います。

 

 

ところで、

当院では「3歳まで甘い物や味の濃い物を控えましょう」

とお伝えしています。

 

 

それは、なぜでしょう?

 

実は子供のお口の中では、3歳くらいまでの時期に大きな変化が起こります。

 

それが“口腔内細菌叢の形成”です。

 

お口の中には、実はたくさんの細菌が住んでいて、良い細菌も悪い細菌も含めて一つの生態系を作っています。

これを口腔内細菌叢といいます。

生まれたばかりの赤ちゃんのお口は、まだ細菌の種類が少ない状態です。

そこから、歯が生えて、様々な食べ物を口にするようになり、

少しずつ細菌の種類が増えて変化しながら住みついていきます。

 

 

1~2歳頃は口腔内細菌叢が大きく変化する時期で、

3歳頃になるとその細菌叢はかなり成熟した状態に近づくことがわかっています。

ですので、この時期に糖分を頻繁にとる習慣が続くと、

むし歯になりやすい環境につながってしまいます。

引用)Dashper SG, et al. Temporal development of the oral microbiome and prediction of early childhood caries. Scientific Reports. 2019.

 

 

さらに、乳幼児期は味覚を育てる大切な時期でもあります。

様々な味を感じながら食べるものを増やしていきます。

甘い物や味の濃い物に頼らず、素材そのものの味を楽しんでもらえたらと思います。

 

 

3歳以降になっても、

整ってきたお口の環境を継続して大切にしながら、

むし歯予防や健康のために甘い物に頼りすぎず、

あごの成長のためにもしっかり咬めるおやつを選んで、

ご家族で楽しくおやつの時間を過ごしましょう。